1883年 パリで生まれる。 母親はルノワール、ドガ、ロートレックのモデルになっているうちに自ら絵筆をとり、頭角をあらわした才色兼備の女流画家シュザンヌ・ヴェランドン。 1891年 私生児だった彼に同情した二流のスペイン人の画家、建築家、美術批判家のミゲル・ユトリロが認知したため、以後、モーリス・ユトリロと名乗るようになる。 1935年 コレクターの未亡人と結婚し、晩年は裕福な生活を送りながら、絵葉書をもとにパリの風景を描きつづけた。