兄は1878年、弟は1887年、それぞれ父のジャン・ドームがナンシーで経営していたガラス工場に入ってガラス工芸にたずさわる。 ガレの工房が1931年に閉鎖したのとは対象的にドーム社は1920年代よりアールデコ様式の作品を手掛け、またそれ以降もクリスタルガラスのオブジェの制作やサルバドール・ダリのデザインによるパート・ド・ヴェールの作品を発表するなど時代の流行に即した作品を発表し続けた。 同社は現在も、高級クリスタルガラスの専門メーカーとしてクリスタル・ドームの社名で存続している。